美容師を目指す方必見！美容専門学校の授業やその課程について解説

この記事では、美容師になるために必須な「美容専門学校」について余すことなく解説しています。「なぜ通わなければならないのか？」や「学校で学ぶこと」などについても解説していますので、ぜひご一読ください。

美容師になるためには「美容専門学校の卒業」が必須なことをご存知でしょうか。恐らく多くの方はなんとなくわかっていることと思います。しかし「美容専門学校で何を学ぶのか」「課程はどうなっているのか」「費用相場はいくらなのか」など知らないことも多いと思います。そこで今回は「美容専門学校」について様々な観点から詳しく解説していきます。

美容師になるために美容専門学校で学ぶことが必須

美容師になりたいと思っている人の多くは「美容師になるためには国家資格を取得しなければならない」と理解していることと思います。このこと自体は間違いではなく、試験に合格し国家資格を得なければ美容師にはなれません。

しかし、美容師の国家資格を受験するための条件には「美容専門学校を卒業していること」というものがあり、受験の前提として必ず専門学校に通わなければならないとされていますす。

つまり、美容師は例外なく「美容専門学校出身者」であり「美容師になりたい人は必ず美容専門学校に入学し、卒業しなければならない」というわけです。そのため、万が一にも卒業できなかった場合には、資格の取得がそもそもできません。

美容師の専門学校について

ここでは美容師の美容専門学校について
・授業の内容
・学校の種類や費用
以上の観点から紹介していきます。

授業の内容

美容専門学校での授業には
・学科の授業
・実技の授業
以上2つの授業があります。

「学科の授業で何を学ぶのか」というと「実技で必要となる知識」です。

具体的には
・美容に関わる法律の知識
・衛生管理の知識
・化学など薬剤を使用する際に必要な知識
・美容やヘアスタイルについての文化や歴史
・サロンでの顧客との接し方や運営管理方法
以上のような項目を学びます。

ごくまれに「美容師に勉強は必要ない」といった勘違いをして入学する方がいるようですが、国家資格が必要となる時点でそんなわけがないので注意してください。特に、化学知識は必須であり覚えておかないと「大きなミス」を将来的にやらかしかねないため、しっかり学ぶ意識を持ちましょう。

実技の授業

実技の授業では、学科のような知識面ではなく実際に「顧客へのサービス」について学びます。恐らく多くの方にとって「実技の授業」のほうがイメージしやすいかと思います。

実技で学ぶことには
・カッティング（頭髪と整える技術）
・ワインディング（パーマネントウェーブを施術する技術）
・セッティング（全体のバランスを整える技術）
以上などが挙げられます。

また、そのほかに
・メイク
・着付け
・ネイル
など、頭髪以外の美容に関わることすべてを学ぶ場合もあります。

「美容師になる」と決めている場合には「美容師系の学科」を選ぶこととなりますが、もし「美容について総合的に学びたい」と考えている場合には、総合的に学べる学科をもっている専門学校を選ぶようにしましょう。

ただし、基本的に美容専門学校では「国家資格」か「民間資格」のどちらかを取ることになりますので、楽はできません。もし、美容専門学校へ憧れのみで入学した場合、気持ちがついていかない可能性もあるため、注意してください。

学校の種類

美容専門学校には大きく分けて
・昼間課程（2年）
・夜間課程（2年）
・通信課程（3年）
以上3種類の課程があります。

ここでは課程の概要と共に
・それぞれの課程の特徴
・課程によってかかる費用
以上2点について紹介します。

昼間課程（2年）

昼間課程の特徴は2年の間「全日制の専門以外の学校と同じように、週5日学校に通い学ぶ」という点です。ほとんどの美容師を目指す学生が昼間課程を選択しています。

また、全日制と同じであるがゆえに
・国家試験に向け学ぶ時間を確保しやすい
・同世代が多く、横のつながりが増えやすい
といった特徴もあります。

昼間課程の費用相場は「平均200万円～300万円程度」であり、夜間課程や通信課程と比べると高額です。ただし、費用が高い分夜間や通信と比べ、対面での実習や仲間と学べる環境があるため、メリットは大きいと言えます。

夜間課程（2年）

夜間課程は昼間課程と同じく、2年間学校へ通います。昼間課程との違いは「夕方から授業が開始される」という点です。そのため、昼間課程と比べどうしても授業数が少なくなってしまうため「2年4か月」「2年6か月」といった少し長いカリキュラムを組む学校もあります。

学ぶ内容は昼間課程とほとんど変わりはありませんが、夜間課程は夕方からの授業で時間が限られているため、自主学習をしないとついていけないケースも多いようです。しかし、夜間課程は「昼間に仕事がある人」や「諸事情で昼間課程に通えない」という人にはおすすめです。

一般的に夜間課程の費用は昼間課程よりも「数十万～100万円程度安くなる」というケースが多いです。ただし、2年よりも長いカリキュラムの学校はその分費用が高くなる点に注意してください。また、夜間課程が昼間課程よりも費用が安い理由には「授業時間が昼間課程よりも短いこと」が挙げられます。

通信課程（3年）

通信課程は昼間課程や夜間課程とは違い、3年間学ぶこととなります。通信課程は昼間課程や夜間課程のように対面での授業が中心ではなく、通信での授業が中心となります。

ただし、通信課程といっても「すべての授業を通信で終えて卒業できる」というわけではなく、年に数回スクーリングへの参加が必須となります。通信課程の費用は「平均60万円前後」であり昼間課程や夜間課程と比べると格段に費用が安いです。

通信課程は昼間課程や夜間課程とは違い、対面での授業が少ないことがデメリットとなります。また通信での授業が中心となるため、どうしても自分自身で学習をする時間を確保しないといけません。

費用は安く済むものの、学習に必要な時間は昼間課程や夜間課程と変わらないですし、対面での授業が少ない分自分で勉強する時間の確保がどうしても必要になりますので注意してください。

美容師を目指す人へ

美容師になりたい人はまず、美容専門学校に行かなければなりません。なぜなら、美容専門学校を卒業しなければ、国家資格への受験資格が得られないからです。そのため、まず「自分に合った美容専門学校」を探すことに注力してください。

「なんとなく費用が安いからこの学校でいいや」というように安易に考え学校を決めた場合「思ったより大変だった」などと挫折します。そのため、よく考えた上で課程や学校を選ぶようにしてください。

この記事で覚えてほしいこと

この記事で覚えてほしいことは
・美容専門学校で学ぶことには「学科の授業」「実技の授業」の2種類があること。
・学科の授業では「美容に関する文化や歴史」「サロンの運営管理」「薬品の知識」など幅広い知識を学ぶこと
・実技の授業では顧客に提供するサービスについて学ぶこと
・美容専門学校には「昼間課程（2年）」「夜間課程（2年）」「通信課程（3年）」の3種類があること

まとめ

美容師を目指す方必見！美容専門学校の授業やその課程について解説はお分かりいただけたでしょうか。美容専門学校には「学校によって特化していること」や「それぞれの特徴」があるため、自分に合う学校を探すことが非常に重要となります。

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